クルマを購入する際、お店の人にも薦めらますよね。
「コーティング」。
セラミック、ガラス、ガラス系、ポリマー、種類も様々です。
ところで、必要ですか?そのコーティング・・・。
コーティングは必要か?
私はガラスコーティングは絶対に必要ではないと思ってます。
手間を惜しまなければ、質の良いワックスでもよいと思います。
ワックスも広義の意味ではコーティングといえるのであれば、
ワックスで十分だと思っています。
そう考えると、いわゆるガラスコーティングは絶対ではなく、
必要だと思えば、施工すればよいかなと考えています。
※「質のよいワックス」は、
私は「天然成分でできたワックス」一択だと思っています
具体例はまた別記事にて・・・
コーティングをすると洗車は不要?

「コーティングすると汚れがつきにくく、洗車も楽になりますよ」
といわれるケースもあるでしょう。
なかには、「洗車は不要です!」、なんていわれるかもしれません。
私はどちらも誤っていると思います。
星の数ほどコーティングの種類があり、
なかにはそのようなコーティングはあるのかもしれませんが、
少なくとも、「洗車不要」なんて、さすがに言い過ぎかなと思います。
ガラスコーティング のデメリット
流行りのガラスコーティングを施工したとしましょう。
雨染みや水道水等のシミ(スケール汚れ)は、
コーティング施工車にも「必ず付着」します。
むしろガラスコーティング施工車には、
コーティングなしのクルマと比較して、
「より付着する」といってもよいでしょう。
ガラスコーティング の主成分は「SiO2(二酸化ケイ素)」です。
そして、雨染み等のスケールの成分も同じく「SiO2(二酸化ケイ素)」のため、
同じ成分同士、強く結びつく性質があります。
よって、
ガラスコーティグをするとスケール汚れが付着しやすいというロジックです。
酸性ケミカルが使えない

問題を深刻にするのは、
ガラスコーティグ層は酸性ケミカルを塗布すると剥離してしまいます。
せっかく高いお金を支払って施工したコーティング層が、
剥がれてなくなるわけです。
スケール汚れが付着しやすいのに、
適切な方法での除去ができないということになります。
まして、酸性ケミカルが使えないため、
研磨を行ってしまえば、必ず剥がれてしまうでしょう。
全てのガラスコーティング があてはまるわけではないかもしれませんが、
ほぼ全てといってもよいと思われます。
とした場合、コーティングがあるがゆえに、
スケールという汚れがより蓄積されてしまい、
結果として艶がなくなり洗車をしてもきれいに見えないといった
状態に陥ってしまいうわけです。
コーティングは悪なのか?
スケール汚れが付着しやすいという観点では、
ガラスコーティグのデメリットといえるでしょう。
「では、コーティングは必要ないのか?」
答えは「No」です。
髪の毛一本分の「100μ」の塗装皮膜を強固に守るという意味では、
コーティングは1つの塗装保護をするための手段と言えます。
いいたいことは、デメリットも知っておくべきということことで、
「コーティング=万能な塗装保護層」ではないということです。
より適切な手段での洗車により、
スケールが付着しないようにするべきですし、
雨上がりにはなるべく早めに洗車をして、塗装をベストな状態にするべきです。
しかし、一部の業者は、「洗車不要」なんて言ってしまうものですから、
鵜呑みに信じた結果、取り返したつかないことになるなんてことがあり、
残念ながらそのような事例を数多く検索できてしまいます。
正しく理解(デメリットを理解)をしたうえで、
ガラスコーティングを行えば、
それはベターな塗装保護手段であることを踏まえて、
コーティングを活用すればよいかなと思います。
まとめ
コーティングは一概に否定されるべきものではありません。
ただ、デメリットを理解したうえで施工をすべきだということが、
一番いいたいことです。
ご自身の洗車環境は、
好きな時に好きなタイミングで行える人もいれば、
近くに洗車場がない場合や、
ガソリンスタンドの洗車機を使用する方まで様々だと思われます。
それら環境を鑑みて、適切な塗装保護を検討・施工すればよいですし、
場合によってはプロの力を借りるのも間違いではないと思います。
コメント