ホイール洗浄が終わったらいよいよボディ洗浄です。
傷を少なく、より輝き、美しい見た目に仕上げるための手順は、さほど難しものではなく、
老若男女ポイントを抑えれば誰にでもできると思います。
ちょっとした一手間で傷なし洗車を!
こちらもご覧ください!
・【洗車】おしゃれは足元から
使う道具は?
私が使う道具は主に以下のものです。
・タカギ(takagi):散水ノズルパチットプログリップスクラブシャワー
・ケルヒャー:K3サイレント
・(不明):ショートガン(トータルメンテさんで購入、イタリア製)
・Autobritedirect:ヘビーデューティーホームランス
・Autobritedirect:スーパーフォーム(中性)/ワックス施工する場合マジフォーム(アルカリ性)
・CARPRO:ディテイリングブラシ
・PROVIDE:カーシャンプー
事前準備

これから細部に至るまでボディ洗浄を進めていきます。
いきなり洗い始めるのではなく、トラブルなく進めるためにも確認を!
まずは、窓やドアがちゃんと閉まっているかをチェック。
水が車内にはいってしまうと、最悪な事態を招きますので、
当たり前すぎますが確実に点検しておきたいです。

ガソリン給油口のカバーをオープンにしておきます。
プレウォッシュで泡まみれの状態でドアを開けて給油口をオープンすると、
泡が車内に入り込んでしまう可能性があります。
また、燃料油キャップが確実に閉まっているかもチェックします。
あとは、ツール類の準備のみです。
ここではフォームランス用に高圧洗浄機を使いますので、
正しい接続と電源をONにして、いつでも使える状態へ。
フォームランスはプレウォッシュ用の洗剤にあった希釈倍率で、
シャンプー液を作っておきます。
ディテイリングブラシなどもこの時点で準備しておくと、
速やかに工程を進められると思います。
プレウォッシュ①(水洗い)

水をかけてスポンジでいきなり洗い流すのは、
ボディに付着した砂や埃を巻き込んで傷を入れてしまうのと同じです。
せっかくきれいにしようと始めた洗車が台無しになってしまいます。
まずは、ボディへ水をかけて水圧と水量を利用して、
ボディに付着した砂や汚れを洗い流します。
ちなみに、後述するフォームランス以外は高圧洗浄機を使用していません。
テレビのCM等で外壁に付着した汚れを洗い流すほど強い水圧を放映していますが、
それが弱くやわらかい塗装皮膜には不適切だと考えたからです。
とはいっても、高圧洗浄機を利用すれば時間を短くする効果も得られます。
水圧が強い分、ボディとある一定の距離感をもって使えばよいかもしれません。
水の放出はできる限り扇型になるよう拡げ、一点ピンポイントで吹き出すようにはせず、
腕一本分くらいの距離をもって使えば、ボディへの負担は減らせると考えます。
なお、私はその距離が保てるほど駐車スペースが広くないということもあり、
シャワー型のヘッドで、
通常のリールホースを使って水流とできる限りの水圧を確保するようにしています。
持っている高圧洗浄機の性能や場所を考えて、利用すればよいのかもしれません。
※散水ノズルは「どれも一緒でしょ?」と思われがちですが、
takagiのこのプログリップスクラブは水圧に優れていて水量も手元で簡単に調整できる
とても優れものです
高圧洗浄機による洗車が必要ないのはこの散水ノズルのおかげでもあります!
プレウォッシュ②(泡泡洗浄)




プレウォッシュとしてはメインの作業となる、フォームランスを用いた泡泡洗浄。
Autobritedirectヘビーデューティーフォームランスへ、
同じくAutobritedirectのスーパーフォーム(中性)を希釈倍率1:10で1ℓ分使っています。
スーパーフォームは中性で、すでに施工済みのコーティング、
ワックスそしてシーラントにも影響なく使うことができます。
ワックスを塗布する予定がある場合は、アルカリ製のマジフォームを利用します。
アルカリ洗剤だけでワックス層が洗い流せるわけではないと思いますが、
油汚れを除去するためにはアルカリ洗剤の方が効果的です。
このプロセスでは、
ボディに付着した砂・ほこりを除去することを目的にしているため、
中性洗剤を利用しています。
フォームランスでボディに泡を付着させたら、5分ほど放置します。
この間に汚れを浮かせてくれます。
同時に一部の汚れはフォームランスと共に流れ落ちていきます。
この一手間がとても大事で、ボディに少しでも異物がない状態にして、
シャンプー洗車の工程に移っていく必要があります。
※高圧洗浄機はフォームランスで利用しています
K3サイレントはとても静かでご近所さんに気兼ねなく利用できます
肝心なパワー(水圧)も洗車には必要にして十分
洗車以外にも玄関周り、外壁、ウッドデッキ、家の窓ガラスなどにも利用可能です!
東日本、西日本用とあるようなので、地域に合わせてご購入ください
※Autobritedirectヘビーデューティーフォームランスはケルヒャー用となってます
真鍮製で容器には水量を測るメモリもあり、とても使いやすいものとなっています
イタリア製です
細部洗浄について


フォームランスが汚れを浮かせてくれている間、細部洗浄を進めています。
すでに塗布したフォームランスの泡がありますが、
ディテイリングブラシの滑りを良くさせるため、
PROVIDEカーシャンプーを1:10の希釈倍率にしたシャンプー液を作り、
それにディテリングブラシを浸しながら、細部洗浄を行っています。
ガラスとボディの継ぎ目であったり、給油口であったり、
この後シャンプー洗浄でウォッシュミットでは洗えない箇所全てを、
このディテイリングブラシで洗浄していきます。
なお、ホイール洗浄同様「力」は不要です。
毛先が軽くしなる程度で、力まずに撫でるように使います。
(ゴシゴシ不要です!)
強く押し付けると、ボディに付着した異物で傷をつけてしまうので、
十分に注意して行う必要があります。
水で洗い流しましょう



ここまで終わったら、プレウォッシュは終了です!
水をシャワーで吹きかけ、泡(と同時に砂や埃)を洗い流します。
この後工程はシャンプー洗浄となりますが、しっかり泡を流し落としましょう。
ここで付着している泡は砂や埃を含んだ泡です。
ウォッシュミットやスポンジで擦ってよい状態ではないので、
よく洗い流しましょう。
洗い流して、ボディから泡がなくなったら終了です。
この時点で、状態によっては結構きれいになったように見えるかもしれません。
ただ、本番はこの次工程であるシャンプー洗浄です。
次工程に向けて準備を進めましょう。
まとめ
プレウォッシュは、個人的には結構好きな工程です。
ここまでクルマを泡だらけにすることも洗車以外にはないですし、
プレウォッシュ用の洗剤は香りもあって、楽しい時間が過ごせます。
ディテイリングツールは圧倒的にイギリス、アメリカとか海外製が多いです。
国内と洗車事情が全く異なるのかもしれません。
なんとなくで、統計データがあるわけではないのですが、
海外の方が車好きが多く、古いクルマを大切にしていく文化がありそうですし、
それを支えるツールとしてディテイリングツールが進化しているように思います。
国内はどうしても洗車環境を整えること自体難しいですし、
どちらかというと時間内に手早く終わらせる必要があるため、
香りを楽しみながらゆっくり洗車をするという発想が不要なのかもしれないですね。
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